こんにちは。
三重県立志摩病院1年次研修医の日比です。
10月14日から16日の3日間、JADECOM地域医療セミナーin米原が開催されました。
志摩病院からは、鳥山先生と私の2人が参加しました。
セミナーは講演と患者さん宅訪問から成り、講演は米原市で在宅医療に尽力されている中村泰之先生、畑野秀樹先生をはじめ、在宅医療に精通している先生のお話で、在宅医療への理解がより一層深まるものばかりでした。
患者さん宅訪問は、在宅診療を受けられている患者さんのお宅を訪問して、ご本人並びにご家族様から、医療のことのみならず地域の現状など、様々なお話しを伺うことができました。
私の班の伺った世継地区には「かなぼう」という湧水群があり、それが患者さん宅のすぐ前にあり生活の一部になっているということを紹介して頂きました。
昼からは米原市の展開する「お茶の間創造事業」の1例として、上坂並地区にお邪魔しました。
空き家だった家屋を改装して、住民の憩いの場として利用しています。
有志の方が集まり、お惣菜の提供などを行っているだけでなく、小豆から作る非常食を考案されそれをビジネスとして行っているという話が非常に印象的でした。
この地区には出張診療所があり、週2回ほどの巡回診療を行っているとのことでした。
地域訪問から戻った後、患者さん宅訪問での話を通して、患者さん本人とそのご家族、地域の関係性などを考察し、その中で見出した課題とその解決策について各班でまとめ、発表しました。
在宅医療を通して地域医療を考える良い機会になった上、協会内の他施設の研修医とも交流ができ有意義なセミナーでした。
日比
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