2015年12月16日水曜日

小児科研修、そして同期、更に指導医の先生との再会

 こんにちは。2年目研修医の藤岡です。現在は練馬光が丘病院の小児科で研修中です。
 小児科研修については・・・喘息、RSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症(あえて肺炎とは記載しません)、川崎病、紫斑病などある程度common diseaseから病名を書くと個人が特定できそうなので書けないくらい稀な疾患まで沢山見学してます。

 また、内科研修中の2年目の先生に刺激も貰いながら、勉強したり。時々美味しいものを食べに行ったりと生活しています。




 ←左から杉山先生、私、池上先生


旨い特大餃子を食べに行きました→
 「吉祥寺 餃子 一圓」で検索下さい





それとですね、久しぶりに再会出来た指導医の先生方を軽く紹介させていただきます。

〜田先生〜
昨年、2014年の4−6月の研修医1年時に指導頂いた田先生(現:練馬光が丘病院)にお会いできました。久しぶりに色々なお話もでき、医学の話では約2年前より少しは共通認識の下で議論ができるようにはなったと思います。











〜岡先生〜
同じく、志摩病院でお世話になりました岡先生。現在は春日診療所で医療をされていますが、出張で練馬光が丘病院にこられてました。いつか春日診療所に見学にも見学行かせて頂きたいです。
 こてこての関西弁で冗談が大好きな先生ですが、いつも別れ際になると、かっこいい一言を頂いてます。
今回の一言は「まあ、いつでも悩んだら電話してきーや。ほんなら達者にな!」










2015年10月31日土曜日

放射線画像診断学研修

こんにちは。1年目の松岡です。

10月は三重大学病院にて放射線画像診断の研修に行ってまいりました。
津はまだまだ交通が便利で、すぐに名古屋に出れます。
一ヶ月間片道30分の道のりを歩いていました。個人的には川や海、山が見える環境が大好きで、散歩がてら通勤していました。川には鳥がたくさんいてよかったです。

研修では自分で画像の所見をつけて、わからない時には先生に質問して、4時くらいから、上の先生と一緒にまとめて、所見を付け直すという形のものでした。
疾患としては腫瘍系やオペ前後の評価が多いです。

学生時代は自分で所見つけるのがなんか恐れ多くて、「勉強になる症例集を学ぶコース」にして、上の先生の文字を追っているだけでした。
今回はリアルタイムに自分でまずつける!っていうプレッシャーありながらも、フィードバックある環境で学べました。まず、自分で考えて、あとで「上の先生がどのように考えるか」もしくは「どうして自分は見逃してしまったか」を冷静に比較して、自分と上の先生との距離を縮めるのが一番良いと思います。

あと、放射線診断の先生方が、どのような所見に対して、どれくらいの閾値で「所見として捉えて」、記載するのか、この辺の認知のあり方も学べました。今まで少し誤解してました。
つまり、
・放射線診断のレポートでない=病気がない
と思いがちですが、
・実際はレポートに書くほどの所見がない
が正しいのです。(当然だろ?って笑)
なので、ぶっちゃけ画像が悪くてよくわからなければレポートには反映されないし、造影条件が悪ければ検査の精度がかなり落ちます。(この辺も感度特異度問題ですね。「クリニカル・リーズニング・ラーニング」に同様の症例ありましたね)
その辺は本当に精査したければ、直接検査方法聞きに行くのが一番ですね。

以上今回の研修で学んだメタ的分析でした。
おわり

まつおか

2015年10月18日日曜日

JADECOM 合同リトリート in 磐梯

こんにちは。1年目の松岡です。
この土日はJADECOM合同リトリートということで、磐梯町医療センターに行ってきました。福島県です。
片道6時間くらいだったでしょうか…

ここで何をしたのか、というと、「地域医療」で必要なACCCCという概念の紹介と練習でした。
個人的にはJADECOMに入って欲しかったのはこう言う知識です。
ACCCCとは…
A; access to care
C; continuity of care
C; comprehensive care
C; coordination of care
C; contextual care
の頭文字でいずれも患者さんが医療・介護サービスを適切に利用出来る環境にいるかのアセスメントとしての軸となるからです。(医学でいう解剖とか生理学みたいなもんですね)

話を聞いていて、この概念は今の高齢者だけの問題ではなく、産婦人科領域でもとても大事な概念だと思います。まぁ、根本は一緒ですからね。
将来産婦人科志望の僕としてはとてもいい概念をゲットしました。

JADECOMはもちろん日本の地域医療ですが、世界にはもっと医療弱者がいて、そういう人たちをなんとかするのにもこの概念は有用なんでしょうね。国境なき医師団頑張りましょう!

さて、その会合で病院紹介というのがあったのですが、
他の病院の人とかは、教育体制が、、とか勉強会が、、とか言うのですが、
当院の場合、どちらもありません!!笑
しかし、自分の患者さんに集中して勉強できるだけの時間とわからないことを聞ける上の先生がいます。なにをおいても、自分の担当患者さんが一番大事ですからね。
また、エコーの勉強したければ、エコー室に行けば教えてくれるし、看護師さんには看護の仕方を簡単に教えてもらえるし、などなど各領域の基本的なところだけでも知れるというのはメリットだと思います。そのためには暇な時間も必要ですね笑

教育体制は確かに大事かもしれませんが、こちらが「教育される体勢」になっては元も子もないですね。

P.S.
移動中に僕の前のご婦人が階段から転倒されてしまいました。
PTLSを実践し、救急隊到着を待ちました。
大事がないことをお祈りします。

まつおか

2015年10月11日日曜日

PTLS講習会

こんにちは。1年目研修医の松岡です。
昨日(10/10)に自治医大さいたま医療センターで開催されたPTLS講習会を受講してきました。PTLSとはprimary-care trauma life supportの略で外傷患者さんのfirst touchの部分から評価し、専門医に紹介するまでの架け橋となるために重要なトレーニングです。
主にショックを認識し、ABCの安定化に必要な知識と技術を教えていただきました。

受講生22名に対して、スタッフの方も20名程度というかなり手厚い教育環境でした。
昨日は初めて聖マリアンナ医科大学の箕輪先生とお会いすることができました。


先月までの練馬光が丘病院での救急でも、聖マリアンナの先生が多数いらっしゃっていたので、復習かつ知識の整理がしっかりできて、よかったです。

詳細はこちら
http://ptls.jp/index.html

にしても、数十年したら今学んでいる医学がさらに発展していくのだろうと思います。自分の専門の分野だけでなく、このような講習を通して幅広く視野を広げておいた方がいいなと実感しました。

まつおか

2015年10月5日月曜日

救急科研修終了

こんにちは。1年目研修医の松岡です。
7,8,9月と練馬光が丘病院で救急科研修をしてきました!
救急医の先生の元で研修できたことは、大変勉強になりました。
この三か月で救急でも活躍できるようになればよいなと思っています。

そういえば、私事ですが、最近誕生日でして、練馬の救急科の看護師さんから下のような写真を頂きました。本当に恵まれた環境でした。


今月は一か月間放射線科にて画像を読みまくります。
できるだけたくさん読んで、先生方からのフィードバックをたくさん頂こうと思います。

まつおか


2015年9月24日木曜日

産婦人科研修

 ご無沙汰しております。藤岡健人でございます。8,9月は産婦人科研修中です。残念ながら県立志摩病院では産婦人科研修を行う事が難しいので、地域医療振興協会内の施設である東京ベイ浦安・市川医療センターで研修をさせてもらってます。
 卵巣出血や子宮外妊娠など救急外来でも良く鑑別にあがる疾患を実際に経験でき、その時の対応や産婦人科の先生へのコンサルテーションが必要な状況判断についても有意義な研修が送れていると思います。
 また研修前の5月に研修の一環としてALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)という周産期救急を受講しましたが、産婦人科研修中の9月にも再び受講する機会に恵まれ、実臨床とも照らし合わせながらとても周産期救急の理解を深めることもできています。
 そろそろ、2年間の研修の75%が終了しました。今までの研修で身につけた考え方は科が変わっても通用する事は沢山あるという事を身をもって実感しています。
 県立志摩病院の研修医として、いろいろな経験をさせてもらい、少しずつではありますが成長できているとは思います。小さな病院ですが、研修内容は決して小さくないと思います。このブログを読んで下さっている医学生の皆さん、是非見学に来てください。志摩病院の研修生活についてお話します。ちなみに僕は3月まで専門科研修が続き志摩病院を不在にしますが、2016年3月には志摩病院で研修予定です。
 写真はALSOにて。

たくさんの医学生さんが来てくれました!

こんにちは!

研修担当のホリカワです。

なかなか更新できていなかったので久しぶりに投稿させていただきます。


5月から振り返ってみると

地元の三重大学からは
内科・外科・整形外科・精神科・小児科・家庭医療の実習生さんが

自治医科大学からは地域医療の実習生さんが

三重県が開催するへき地体験実習では
三重大学・自治医科大学よりそれぞれ実習生さんが来てくれました!

さらに見学希望の学生さんも続々と!!!!!

例年よりも多くの医学生さんに来ていただけて大変うれしく思っております。\(^ ^)/

このブログをご覧いただいている方もぜひ 志摩病院へお越しください!!

たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしております。


2015年7月19日日曜日

放射線研修

 こんにちは。お久しぶりです。研修医2年目の藤岡健人です。
6月は三重大学の放射線科読影室で研修させていただきました。
 今まで日常の診療でCTやMRIなどを使う機会は沢山ありましたが、疑っている疾患以外の部位をsystematicに読影をすると言うことはなかなか出来ていなかったと痛感しました。三重大の放射線科の先生方はどんな些細な事でも(どんなに初歩的な質問にも)丁寧に指導してくださりとても成長することが出来たと実感しています。
 また、三重大学では世界最先端のレベルで心臓MRIを撮像しています。将来的に循環器へ進む事も考えている私に配慮頂き、指導医の先生方のご配慮で研修の最終週には心臓MRIの研修もさせていただきました。少し撮像時間を要しますが、cine MRI、perfusion MRI、遅延造影、coronary MRIなど動的な評価から質的評価まで得られる情報はとても多く将来の造影CTに取って代わる可能性を感じました。
 今は県立志摩病院に戻り内科で研修していますが、三重大学で教わった読影や向上心を忘れずに今後の診療に役立てていきたいと思っています。三重大学放射線科の先生方、技師の先生ありがとうございました。

2015年7月11日土曜日

救急科研修

こんにちは。1年目研修医の松岡です。

現在、私は東京の練馬光が丘病院にて救急科研修をさせて頂いております。
また、無理を言って、総合内科の朝カンファや勉強会にも参加させていただいております。
まだまだ、経験の足りないことが多く、テンパってしまいますが、三ヶ月の研修で、できるだけのことを吸収したいと思います。

光が丘は東京の住宅地で、近くには大きな公園があって、散歩には最適です。
また、新宿まで電車で25分という近さです。

救急科を回る前に志摩病院で外傷の見方を経験させてもらってから来ればよかったな、と思います。なんでも見ないといけないので、ある程度の経験を積むとまた違った視点で研修できるんだろな、と思います。

6月末の一週間ではJadecom系列の伊東市民病院でエコー研修をさせていただきました。エコーも奥が深く一週間では到底身につかないですが、基本的なところから教えていただいたので、救急でのエコー仕様のハードルも下がりました。技師さんが教えてくださるピットホールも為になりました。ありがたいです。

それでは、頑張って三ヶ月でたくさんのことを吸収したいと思います。

松岡

2015年6月23日火曜日

トーク

1年目の松岡です。

今日は第一回糖尿病教室のテーマ「糖尿病をよく知ろう」について、一般の方々を対象に講演させていただきました。
リアルな患者さんの声を未だ聞いていない1年目医師として、自分だったらどう思うか、何を疑問に思うかを意識して講演させていただきました。
様々な方のご助言をいただきながら、そこそこなものができたかな、と思っています。
言いたいことはただ一つ「時々病院に来て、体のチャックをしてね」でした。

また写真が手に入ればupしようと考えています。

先週は地域の開業医の先生の前で症例発表する、という機会をいただいて、二連続の発表会でしたが、やっぱりまだまだ緊張します。1年目から徐々に慣れていけば、3年目には人並みになるかなぁ、と思っています。
淡い期待か…

eレジフェア(大阪)に参加してきました!

研修センター 堀川です。

6月21日(日)に大阪ATCにて開催された

eレジフェアへ参加してきました。

 
 
 
 
今回は東京北医療センター との共同出展でした。

 
eレジフェアでは 医学生さんの案内をしていただける
 
コンシェルジュさんがたくさんいたので、
 
はじめての合同説明会参加の学生さんも安心して参加できるような
 
説明会になっていました。
 


病院見学は随時受付中です!!
 
 


2015年6月19日金曜日

1年目研修

はじめまして。三重県立志摩病院 1年目の松岡秀樹です。
当院での研修を始めて三ヶ月が経ち、やっと業務にも慣れてきて、医療に関わることができてきたかな、と思います。

志摩は良い場所で、展望台やら灯台、美味しい魚が食べられて、日々のストレスがなくなります。

 また、志摩病院のスタッフは皆さん優しく、看護師はもちろん、薬剤師、放射線技師、理学療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、栄養士さんのところに行って話を聞いたり、知らない医療の世界を知ることができます。皆さん本当に垣根が低くて、業務後などにエコーさせてもらいにも行けます。


東京ベイ・浦安市川医療センターからの応援の先生が先週土曜日に開催してくださった勉強会の様子
持ち寄りで刺身やらをつまみながら医局で勉強してました。(13−21時まで)

さらに、東京ベイの五年目の先生によるランチを食べながら臨床に必要な知識を教えてもらえるランチョンセミナーも行われており、毎日かなりの臨床に役立つ知識を教えていただけます。
本日は昨日の救急症例において用いられたベンゾジアゼピン系薬剤の使い分けと、使う時の臨床現場を想定した動き方のシミュレーションでした。
日々自分自身の疑問にあった回答をいただき、とてもわかりやすいです。

これからも日々勉強していこうと思います。

2015年5月28日木曜日

2年目の研修が始まり・・・

研修医2年目の藤岡健人と申します。
2年目の研修がスタートし、2ヶ月が過ぎました。
4,5月と1年目にはあまりローテートしなかった外科系をローテートさせて頂き、今までとは違った楽しさも実感しております。また、1年目の先生が2名新たに入職され、良い刺激を頂いております。


さて、報告ですが、研修の一環として5/23,24と東京ベイ浦安・市川でALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)に参加してきました。
ALSOとは、医師やその他の医療プロバイダーが、周産期救急に効果的に対処できる知識や能力を発展・維持するための教育コースです。
お産や産科救急についてとても多くのことを学び、上級医の先生方や助産師さんと交流もできとても有意義な時間を過ごすことができました。

興味の有る方は以下のURLを参照してください。
http://www.oppic.net/item.php?pn=also_japan.php




2015年5月26日火曜日

新スタート

こんにちは。
三重県立志摩病院 研修担当の堀川です。

かなり遅くなってしまいましたが
研修センターブログを更新したいと思います!

4月に新しい研修医2名を迎え、当院の27年度がスタートしました。

私も前任者から研修担当の業務を引き継いで初めての研修医迎え入れだったので

わからないことばかりで苦戦しました。

いまでもまだまだわからないことばかりですが、

新研修医とともに私自身も少しずつ成長していきたいと思っております!


さて、かなり前のことになってしまいますが近状の報告をさせていただきます。


3月21日(土)にはメッセウィングみえ(三重県)で開催された

三重県研修病院合同説明会に参加してきました。

こちらは三重県内の研修病院が集まる説明会でした。

5月6日(水)にはポートメッセ名古屋(愛知県)で開催された

東海北陸地区合同説明会に参加してきました。

こちらは主に東海北陸地区(富山県、石川県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)を中心とした

病院が集まる説明会でした。

来場者を惹きつけるための様々な工夫を凝らしたブースがあり、

ゆるきゃら???のようなものも登場したりと、お祭り会場のようなにぎわいでした。


当院の今後の説明会参加予定としましては、

6月21日(日)に大阪ATC(大阪府)で開催されます、

eレジフェア へ参加予定です。

このブログをご覧になられた方はぜひぜひ当院のブースへお越しください!!!

お会いできるのを楽しみにしております!



近いうちにまた更新をしたいと思いますので

今後ともどうぞよろしくお願い致します!!



2015年3月11日水曜日

志摩病院 院内で精神科研修

こんにちは。初期研修医2年目の坪谷です。
ついに初期研修も最後の研修科となりました。3月は院内の精神科で研修をしております。

当院には合計100床の病床があり、急性期から長期に入院されている方まで様々の患者様がみえます。
精神科の診察は、言葉でいろいろな情報を引き出すもののようですが、僕が関わってもなかなかうまくいきません。単なる「会話」になってしまい、診察における精神科的に重要な所見は得られにくいです。
研修では、自分の行う診察を後ろから指導医の先生が診てくださり、引き出せた所見の整理や自分の会話の癖などを多く指摘いただいています。また抗精神病薬の使用法やピットフォールなどを臨床に即してご指導いただき、とても良い研修が出来ています。

内科や外科を中心に診療にあたっていると薬物治療や検査所見の評価にとらわれてしまいますが、このような分野もあるのだなと、とても専門性の高い分野と再認識させられました。

2015年2月20日金曜日

南伊勢町立病院での研修、志摩地域医療交流会。

南伊勢町立病院で地域研修をしております。多職種との距離が近く、とても楽しく研修ができています。志摩病院にも何名か患者様を紹介し、いつもと逆の立場から志摩病院を見ることができました。
2月19日、阿児アリーナにて志摩の地域医療を考える会があり、お話を聞いてまいりました。立食形式で志摩の郷土料理を楽しみながら、多方面から志摩の医療にかかわる方が参加され、様々な意見や考え方を知る貴重な機会となりました。どんどんと盛り上がりを見せていく様子を考えさせられました。


2月18日は、研修報告会と題し、南伊勢町立病院での経験を報告させていただきました。事務、医療スタッフの方々が忙しい中20名近く参加していただきました。
3週間と短い期間でありましたが、密度の濃い貴重な経験が多くできたと振り返ることができました。
研修までは、県立志摩病院も土地柄、初期研修の「地域研修指定」として十分かと考えていたのですが、外来を担当させてもらう上で考えを改まりました。設備やシステムは勿論ですが、利用される患者様の希望が特に異なる点が、両者の大きな違いかと思います。志摩病院ではある程度待ち時間を経ても、専門領域診療と精密な検査を希望される患者様が多いですが、南伊勢町立病院では、半分クリニック的な受診の気軽さと地域との近い距離感があるなと実感させられました。家庭医療や地域医療の座学では学べないことに気づくことができました。


2015年2月8日日曜日

南伊勢町立病院での地域研修

 研修医2年目の坪谷尚季です。2月からは三重県内の南伊勢町立病院で地域医療研修をしております。
 地域医療振興協会内の施設の中から研修先を選択することもできますが、今回は志摩病院自体から比較的近い病院を選ぶこととしました。南伊勢町立病院では、この病院自体で急性期疾患の入院治療もしていますが、志摩病院で急性期治療が終わった後の、療養期の受け入れもしていただいている病院です。今までの研修ローテートで他県にて地域医療研修をしてきましたが、今回は志摩との医療連携の視点からも三重県の「地域を知る」ことになり、毎日とても興味深い経験ができています。

南伊勢町は2005年に南島町と南勢町が合併してできた町で、面積はとても広いですが、約15000人の人口の45%が高齢者という街です。下の写真は高台からの写真ですが、英虞湾のリアス式海岸に面していて、写真に写る海の複数の対岸も南伊勢町です。


研修内容は、一般外来、往診、病棟が主となりますが、消防署研修や訪問看護研修など多くのプログラムを用意していただいています。三重大学医学部3年生も授業の一環で往診見学に来るようで、地域住民の皆様や医療スタッフもとても暖かく協力的です。




さて本日は、南伊勢町庁舎で、「ともに考えよう!南伊勢町の地域医療」と題した地域住民を交えたシンポジウムとワークショップ(ワールドカフェ方式)が開催されました。
三重大学医学部の地域医療学講座と人文学部が協働して、受療形態のアンケート調査を一年前に行っており、地域住民にとっても今後の医療の在り方は関心の強い話題となっているようでした。会場は超満員でした。個人的には、南伊勢町の現状をデータを交えて深く知ることができ、またワークショップでは住民ならではの実現可能となり得る良案がいくつも出てきていました。


医学だけでなく、医療について、学んで考えて実践する、ができる研修期間と考えています。3週間と短い期間ですが有意義に過ごしたいと思います。



2015年1月11日日曜日

横須賀うわまち NICU

初期研修医2年目の 坪谷尚季です。横須賀市立うわまち病院で引き続き小児科研修をしております。
1月からは、自分の希望と、部長の計らいでNICU, GCUを担当させてもらっています。東京北で、在胎36週以降を多く診てきたのに対し、こちらでの受け持ちは在胎31週の児や、胎便吸引症候群で生直後より挿管された児、心内膜床欠損のような先天性心疾患の児など集中管理が必要な症例を診ることができています。まだ自分の考えたプランでは、指導医の方針と異なることや不足していることが多く、見学中心となってしまう事項も多いですが、毎日学習項目も多く忙しい毎日となっています。


年末31日は当直でしたが、とても忙しく、次々に入院適応の患者が来て、さらに神奈川県立こども医療センターへの準緊急疾患で新生児搬送もありました。



横須賀から少し南にある三崎は鮪が有名らしいです。横須賀ポートマーケットで食べた鮪丼です。志摩の魚の方が美味しく感じました。