2014年12月25日木曜日

横須賀市立うわまち病院の小児科で研修をしております。

  こんにちは、研修医2年目の坪谷尚季です。
  12月、1月は、志摩病院の関連病院である横須賀市立うわまち病院で研修をさせてもらっています。先月から引き続き、小児科の研修をしております。
 小児科の部長である宮本朋幸先生は、横須賀うわまち病院の研修プログラムディレクターでもあり、多くの学習の機会が与えられ、とても有意義な研修ができております。
例えば、シミュレーション教育が充実しており、大学病院でも無いような多くの臨床教育機器があり、臨床現場に直結した動き方や考え方を学ぶことができます。

1年前にPALSプロバイダーコースを受講した際の指導者も宮本先生でしたが、その知識をこのシミュレーターで復習でき、かつ豊富な症例の中で実践・応用できるので、とても勉強になっています。

またNICUや小児外科があるので、希望すれば新生児医療や外科手術に入ることも可能です。


他に横須賀うわまち病院で気づく特徴として、英語教育が充実しています。イギリス人医師による英語でのカンファレンスも複数回あり、総合内科的な鑑別診断の復習と臨床英語学習になります。海軍病院との合同カンファレンスがあったり、横須賀という土地柄、英語を現場で使用しなければならない機会もあるので、英語力は鍛えられるのではと思います。
↑病院すぐ近くの三笠公園にある戦艦みかさです。軍艦巡りなどができ、異国情緒・歴史情緒ある興味深い街です。



三重県南部の小児医療の充実のためにも、多くのことを学んで志摩病院に戻りたいと思います。

2014年11月30日日曜日

東京北医療センター小児科での研修を修了しました

志摩病院2年目研修医 坪谷です。
産婦人科に引き続き、9月から11月までの3か月間、東京北医療センターの小児科でお世話になりました。
成人との違いに戸惑いつつ1年目の最初に戻ったような気持ちで臨んだ小児科研修でしたが、3か月間お世話になると少し慣れてきました。
さすが東京北区の中核となる病院なだけあって症例が豊富で、限られた研修期間でコモンディジーズを診るには最適な病院であったと思います。

東京北小児科は4~5人のチーム制であります。
スケジュールとしては、
7時~7時半より病棟回診。
8時10分からの朝のカンファレンスで前日の入院患者のプレゼンと受け持ちの振り分け等。
8時30分頃からチームでの病棟回診をはじめ、そのまま病棟業務へと移ります。
研修医の仕事の割り振りとしては、処置当番や救急外来対応、新生児回診、予防接種や乳児健診等を基本的に上級医とともに行うこととなります。
小児の専門領域をもった上級医と共に食物アレルギー負荷試験を行ったり、神経診察・発達評価、新生児症例のレクチャーをしていただく機会も多くありました。

最終週は勉強会を担当させていただき、チーム内の小児内分泌を専攻されている上級医のご指導のもと、先天性甲状腺機能低下症についてを行いました。写真は取り損ねました。。。


最終週は小児科や研修センター、産婦人科の時にお世話になった方々から連日送別の会をしていただきました。病棟全体が仲良く、とても暖かい、雰囲気の良い病院でした。
ここでのやり方や経験が、今後将来の診療のベースとなると思います。しっかり活かせるよう精進したいと思います。

2014年9月24日水曜日

東京北医療センターでNCPRに参加させていただきました。

 研修医2年目の坪谷尚季です。ひきつづき、東京北医療センター(東京北社会保険病院)での小児科研修を続けております。成人との対応の違いに戸惑いつつも、段々と馴染むことができたかなと感じております。
 先日9月23日には、新生児科の奥先生のご厚意で、新生児蘇生コース「専門コース」NCPRに参加させていただきました。赤羽から1時間ほどの草加市立病院での開催でした。同じ東京北の病院内や、以前研修した練馬光が丘病院の先生方と同じブースでの実技研修だったので、和気藹々とした質問しやすい雰囲気の講習で、とても身になりました。
 ポストテストの結果に応じて、合否が後日郵送で通知されます。合格していますように!


2014年9月7日日曜日

東京北医療センター 小児科での研修が始まりました。

研修医2年目の坪谷です。
 先週で東京北医療センターでの産婦人科研修が終わり、今週から小児科に移ります。
 今までと鑑別疾患や勝手が違うので戸惑いを覚えますが、チームの先生方は指導熱心でしっかりした研修ができそうです。ここで3か月間お世話になります。
 上級医のサブスペシャリティは循環器、神経、内分泌、アレルギーなど多岐にわたり、コモンな感染症や喘息などはもちろん、多様な疾患の患者さんが入院されます。
 三重県の小児医療に貢献できるような技量と最新の知識をできるだけ身につけられたらと思います。

2014年8月3日日曜日

東京北医療センターの日々

 2年目研修医の坪谷尚季です。
現在は小児科産婦人科で7月より5か月間、東京北医療センターに研修に来ております。
西吾妻福祉病院の伊藤先生の紹介でALSO(Advanced Life Support in Obstetrics)という産婦人科のセミナーを以前受けたのですが、その際にお世話になった産婦人科の先生や助産師さんが何人か働いていて、楽しく産婦人科の研修をさせてもらっています。

研修に来てからの、いくつかの出来事の写真です。

産婦人科の楠元先生に日々の手術中の素朴な疑問や、縫合や糸結びの特訓をご指導いただきました。同期の川瀬先生と呉先生と一緒に、夜10時までお付き合いいただきました。同期や年の近い先輩が居るのは心強い!


屋上庭園を職員で草むしりしています。患者さん達が上から見ているのでサボれません。研修医大活躍!1年目の月村先生と、一緒に産婦人科をローテートしている川瀬先生。



院内の合同BBQの様子。マグロの解体ショーも行われてとても賑やかでした!多職種でたくさん知り合いができました。


2014年7月1日火曜日

日本感染症学会総会2014 で発表させていただきました。

 こんにちは、志摩病院研修医2年目の坪谷です。
 先日、日本感染症学会総会2014に参加してまいりました。練馬光が丘病院で経験した症例のポスター発表で、当時の病院での指導医、日比野先生が練馬での研修修了後も継続して指導してくださりました。チーム制だった3か月間常に先生の下につき、時に楽しく、時に厳しくご指導いただきました。
 感染症学会で、専門医の先生が大勢集まる中での発表だったので、どのような質問が来るか大変緊張しましたが、何とか無事に発表を終えることができました。



 この学会は博多、天神の近くで行われました。夜は、中洲の屋台街に操り出し、打ち上げとしました。先生が以前飯塚病院に勤められていた経験があり、豚骨ラーメンのお店や活イカの店など案内していただきました。
 充実した3日間となりました。ありがとうございました。




2014年6月4日水曜日

ACP japan 2014 -米国内科学会2014 日本支部で発表させていただきました。


2年目研修医の坪谷尚季です。

531日、61日と京都大学にてACP japan(米国内科学会2014 日本支部)に参加してまいりました。
昨年の10月~12月に練馬光が丘病院で経験した症例についてで、英語で制作したポスター発表を2演題発表させていただきました。



 練馬光が丘病院は米国留学を目指す総合内科のレジデントが集まる病院です。僕は3か月間研修をさせてもらったのみなのですが、志摩に戻ってからも継続してご指導していただき、この発表に至ることができました。
英語の面でも、症例の知識の面でも、自分独りでは何もできませんが、こういった経験が後に何かをしようとしたときのノウハウになるかと信じています。

また練馬でご指導いただいた先生方とも再開できたのも楽しい思い出となりました。志摩病院に支援に来ていただいた東京ベイや練馬の内藤先生、濱田先生、そして現在来ていただいている田先生ともお会いする機会を得ました。



 総診は教育熱心な先生方が多く、教育論のセッションなどは聞いていて、身に覚えがある内容が度々あり、しっかりと教育していただいてきたことに気づかされました。次々と新しいシステムづくりを目指す先生方に感銘を受けながら、これからも目標を高くもって頑張ろうと思いました。


2014年6月2日月曜日

総合内科研修中です

研修医2年目の坪谷尚季です。
現在は引き続き志摩病院の総合内科で研修中です。
上級医にサポートをしていただきながら12人の患者様を担当させてもらっています。

週2~3回程度は上級医と一緒に総回診をし、現在の病態に応じた身体所見とその取り方をベッドサイドで指導していただきます。一人での回診では所見の取り方やその有無に自信がなかったり、やや丁寧さに欠けてしまうこともあり、血液検査や画像検査に頼りがちになりますが、こういったベッドサイドティーチングで方向修正、学習を深めることができます。

また、週1~2回、人数は少ないですが一般内科外来、また週2回の救急外来を担当しております。
スケジュールとしては比較的余裕のあるものとなっていますが、5月から6月にかけて複数の学会発表をする機会をいただいているため、なかなか時間に追われる充実した毎日となっております。

少しずつですが成長できるように頑張ってまいります。

2014年5月14日水曜日

地域医療研修in 与那国町診療所

この度、私は日本の最西端に位置する与那国島にある与那国町診療所で4/144/18までの1週間研修に行ってきました。
ドクターコトーの収録をされた事でも有名な与那国島は人口1500人弱の島であり、島内には入院施設をもつ医療機関がありません。医療機関は与那国町診療所ただ一つであり、島で生活を送る人々にとって、とても重要な診療所です。
来院される患者さんはもちろん様々な病気で来院され、医師としては「私は○○科の専門だから○○科の事はわからない。」などと言っていられません。外傷による傷の処置~生活習慣病のフォローまで診療科という枠に囚われない守備範囲の広さを要求されます。
また、治療を行うにあたっては、初めに、通院で治療可能か入院が必要かの判断をすることが大きな選択です。入院治療が必要で且つ緊急性のある患者さんはヘリコプターで入院施設を持った医療機関のある石垣島に行っていただく事になりますし、緊急性がなければ民間の飛行機で転院していただく必要があります。しかし島を渡り入院するとなると、もちろん一大イベントであり、家族の中で誰が付き添いとして行くか。という事などを始め、多くの事を考える必要があり、個人の問題に留まりません。つまり、患者様と治療計画を相談する上で、患者さんの家族構成や同居する方の背景など患者様を取り巻く背景を知っている事がとても診療をスムーズにするのです。その為に、日常から患者さんと少しでも積極的に患者さんとお話し、更に医師、看護師、事務職の方だけでなくヘルパーさん等で情報を共有しチーム医療を実践することがとても大切であると身をもって実感しました。

今回の貴重な体験を活かせるように、何事も興味を持ち診療科に囚われずに勉強していきたいと思っています。

2014年4月19日土曜日

研修2年目。志摩病院での研修を再開しました。

 志摩病院初期研修医の坪谷です。研修も早くも2年目となりました。
 約半年の院外研修、地域研修を終えて、4月からは再度志摩病院で研修させてもらう運びとなりました。
 同時に4月からは各地より多くの先生方が赴任され、また新たな看護部、医療技術部の職員の方々が赴任されています。色々な面で変わりつつある病院ですが、志摩病院の温かい雰囲気は変わらないように感じました。
 半年掛けて学んできたことを少しでも志摩に還元できたらと思います。また再度、志摩病院での研修がどのようなものなのかを知っていただけるように記事を更新していこうと思います。

2014年3月31日月曜日

春日診療所での研修が終わりました。3月

3月の春日診療所での研修が終わりました。
失敗や病院との違いに戸惑うこともありましたが、楽しく幅広く学ぶことができました。

講話に同行した小学校の生徒たちから感想文を綴ったものが届きました。「認知症ってなんだろう」の題材は少々難しいかと思いましたが、よく理解して楽しんでもらえたようでした。周囲にお年寄りがいる環境や、他学年との合同学級だからでしょうか、とてもしっかり意見の言える子供たちでした。

往診に行った先での工夫。本が読みやすくしてあります。信頼関係の築けた訪問看護師さんだから気付くことができる日常の工夫でした。

とても急な坂だけ後ろから手伝いました。こちらも訪問理学療法士さんとは10年近くの付き合いになるそうです。遠方からも多くの理学療法士や看護師の学生がこのお宅に勉強に来ているそうです。

高齢者には辛い坂ですが、このような坂や階段がたくさんあります。地理的な障害(Geographic barriers)も高齢者へのケアへのアクセスを障害する一因です。転倒を恐れるあまり自宅へ閉じこもりがちになってしまいます。

 少し集落から離れた所に独り暮らししている方の福祉介入を新規に行いました。ひとりひとりに物語があります。



2014年3月9日日曜日

 研修医の坪谷です。今は、岐阜県の春日診療所で地域医療研修中です。春日の休診日は久瀬診療所(揖斐郡北西部地域医療センター)でも少し研修をさせてもらっています。
 久瀬診療所は医学教育で有名なのは知っていたのですが、そこから車で20分の春日診療所の所長が、往診・在宅ケアに熱心で、若くして一人所長に着任されていると聞いたので、ここでの研修を希望しました。
施設の外観

 春日診療所は往診の件数が多く、ほぼ毎日のように行っています。地域柄ですが、車を持っていない高齢者が多く、こちらから出向く必要があります。夜にオンコールで末期がんの方の在宅に呼ばれたとき、もう呼吸もゆっくりだったので数時間家に居させていただいて、最期をご家族と看させていただいたのは良い経験です。
 他にも基幹病院へ紹介した患者さんのお見舞いをしたり、住民・小中学校への講話をしたりと毎日が興味深いです。
 外来でも、花粉症やインフルエンザのようなcommon diseaseが治療介入後にどうなったかを再アセスメントできず、今まで断片的にしか診ていなかったなと実感したり、エンゼルケアをやったことなかったなと、今までとまた違った視点で経験できています。
医学部に入る前に想像した医者の仕事に近いな、と感じます。

2014年2月15日土曜日

西吾妻福祉病院

現在、西吾妻福祉病院で1か月間研修中です。今日は積雪が腰まであり、朝は宿舎から出られず除雪車を待ち、やっと病院に来れました。除雪車の音も吸収され、無音の世界は不思議な感じです。月曜日は危険でなければ更に深い六合診療所に行くことになっています。ここで暮らすのも想像以上に大変だなぁと。プチ停電を繰り返しています。


2014年2月6日木曜日

東京ベイ浦安市川医療センターでの研修について

研修医1年目の坪谷尚季です。
 他の主幹病院や地域研修の日程の都合上、東京ベイ医療センターでの研修はわずか1カ月となってしまい、先日終了しました。

 この規模の病院での研修で、1カ月というのは短過ぎました。練馬光が丘からの流れがあったので、比較的スムーズでしたが、やはりようやく慣れてきた頃の終了で、もっとしっかり勉強するには最低3カ月はローテートしたかったと感じます。
 総合内科での研修は、プレゼンテーションの方法やシステム、勉強方法やカンファレンス、目標としたい先輩医師など、毎日が目から鱗と感動の連続で、とても良い研修ができました。
 最終週にはロングプレゼンテーションや約1時間の英語のカンファレンスも経験させていただき、米国内科専門医のアテンディングとチームの先輩医師に助けていただきながら、何とか無事終了することもできました。

 逆に考えると、この環境で勤務・研修をしている研修医は全国にたくさんいて、初期研修を終えた際に自分も同レベルに達するには相当勉強する必要があると実感しました。



 新年度4月からもNKPの先輩医師は当院に支援に来ていただけるようです。センター長の鈴木先生と東京ベイのアテンディングの先生と共に、志摩での学生・研修医の研修プログラムのブラッシュアップを進めております。

2014年1月10日金曜日

東京ベイ浦安市川医療センターでの研修開始

 新年あけましておめでとうございます。先週末で練馬光が丘病院でのローテートが終わり、東京ベイ浦安市川医療センターでの研修を開始しました。志摩・練馬に続く8か月目の総合内科研修です。
 今まで、志摩病院へ支援に来てくださった先生方や練馬光が丘でご指導いただいた先生方に再びお会いできて嬉しい気持ちです。全然成長しとらんやないか、と言われないように頑張りたいと思います。
 若手医師の教育には特に力を入れている病院です。雑誌や書籍の著者・編者の先生方が多く勤務されていたり、講演に来ていたり、なかなか三重では味わえない環境です。他病院との関係で短い期間での研修となりますが、忙しく勢いのある東京ベイでの研修を走り抜けたいと思います。

施設の外観

 総合内科のスタイルは練馬と同様のチーム制です。5年目医師が直接の指導医で、綿密なカンファレンスと回診で、安心して診療を進められています。来年から、東京ベイ専属の初期研修医もマッチングするようです。また後期研修で、東京ベイ-志摩プログラムもあるようです。
 志摩病院との繋がりが今後もより強固になれば幸いです。