2016年10月21日金曜日

案山子(かかし) ~食堂 in 三重県立志摩病院~



今日は(きょうは)志摩病院の鈴木です。

今回は食堂ネタです。志摩病院にはスタッフ専用食堂はありません。

面会の方も、そうでない方も、スタッフも同じ食堂で昼食をいただきます。


志摩病院の食堂は「案山子(かかし)」といいます。

もともと穴川駅近くで営業されていましたが、

昨年6月より志摩病院内に場所を移転され、現在も営業中です。


今日はお弁当を買いに食堂に入ったら、MMCのスタッフさんが中で食事をしてみえたので

「三重大学病院に瞬間移動したのか???」と目を疑ってしまいました。

お話によると、当院に打ち合わせで来てもらっていたようで…(^^ゞ

ありがとうございます!

食堂でおまかせランチプレートを頼んで一緒にいただきました!


移転前から何度か行ったことがありますが、なかなかおいしいです。

MMCのスタッフの方も絶賛されていました。

お造り定食は器も(もちろん内容も)本格的ですので、一度挑戦するのも良いかも?

MMCスタッフさんのお勧めもあって、ブログアップしておきました。


本日のおまかせランチプレート


 

メニュー


おねいさん


2016年10月17日月曜日

第3回 志摩地域まるごとケア交流会

金曜日は志摩病院の鈴木です。

日中は1年生の実習で志摩の地域医療を考える会の皆さんとの座談会でしたが、

夜は志摩地域まるごとケア交流会に参加していました。




第2回の時には急な発熱で欠席したこの交流会、今回は体調も万全で臨めました!

今回は総勢100名余りの地域の各職種のみなさんが集まっての会でした。

医療、福祉職だけでなく、警察、消防、行政、自治会、民生委員、児童委員のみなさん、

市議会議員の方も参加してもらえました。




12のグループに分かれて、それぞれのテーマについて話し合いました。

看取り,平穏死、認知症、子育て支援、予防、災害、多職種連携、人材育成など

多岐にわたるテーマが割り振られていましたが、私たちのグループは

「地域の見守り、助け合い、ご近助力を高めよう」というテーマでした。

自己紹介に始まり、まずはテーマについて隣同士で話し合い、

それぞれのペアで話した内容を紹介してもらいながらワイワイ喋っていたら

すぐに1時間余り過ぎ去ってしまいました(議論の雪だるま)。


「この前の夜中の事故の時も近所の人が出てきて手伝ってくれたなぁ」

「隣近所の家族構成は知っていても、その人たちがどうなっているかまでは知らんなぁ」

「引っ越してしまったけれど、同級生とは連絡とるなぁ」

「消防団や青年団の先輩後輩関係はものすごく強い」

「新しい団地でも子どもの同級生を通じて仲良くしているみたい」

実は私以外、他のメンバーは生まれた時からこの近隣地域で育ったメンバー、

地域の底力はこういった地域の地道な活動を通じて受け継がれてきたんだんでしょう。


しかし問題は、人との接触を避ける人のことをどう考えていくか?

既存の縦と横の繋がりをどう維持していくか?

さらに、せっかくの友人の助けがあるのに、介護サービスが入ることで

友人が遠慮して来にくくなるケースもあるという意見も聞けました。


地域資源の多次元ネットワークづくりが地域包括ケアのカギであれば、

ここのご近助力をどう温めていくかこそ大事になんだろうと感じられた交流会でした!

JADECOM地域医療セミナーin米原 by 日比

こんにちは。
三重県立志摩病院1年次研修医の日比です。


10月14日から16日の3日間、JADECOM地域医療セミナーin米原が開催されました。
志摩病院からは、鳥山先生と私の2人が参加しました。

セミナーは講演と患者さん宅訪問から成り、講演は米原市で在宅医療に尽力されている中村泰之先生、畑野秀樹先生をはじめ、在宅医療に精通している先生のお話で、在宅医療への理解がより一層深まるものばかりでした。


患者さん宅訪問は、在宅診療を受けられている患者さんのお宅を訪問して、ご本人並びにご家族様から、医療のことのみならず地域の現状など、様々なお話しを伺うことができました。
私の班の伺った世継地区には「かなぼう」という湧水群があり、それが患者さん宅のすぐ前にあり生活の一部になっているということを紹介して頂きました。


昼からは米原市の展開する「お茶の間創造事業」の1例として、上坂並地区にお邪魔しました。
空き家だった家屋を改装して、住民の憩いの場として利用しています。
有志の方が集まり、お惣菜の提供などを行っているだけでなく、小豆から作る非常食を考案されそれをビジネスとして行っているという話が非常に印象的でした。


この地区には出張診療所があり、週2回ほどの巡回診療を行っているとのことでした。



地域訪問から戻った後、患者さん宅訪問での話を通して、患者さん本人とそのご家族、地域の関係性などを考察し、その中で見出した課題とその解決策について各班でまとめ、発表しました。


在宅医療を通して地域医療を考える良い機会になった上、協会内の他施設の研修医とも交流ができ有意義なセミナーでした。

日比

近況 by 日比

こんにちは。
三重県立志摩病院1年次研修医の日比です。

前回の投稿から時間が経ち、あっという間に10月も終わろうとしています。

7~8月は、院内の整形外科、外科で研修させて頂いていました。救急外来での外科的対応や、手技の習得に励みました。少ないマンパワーの中で少なくも自分にできる事をしていくことで、微力ながらも現場の役に立っているという実感を持ちながら研修できました。自分自身の課題も多く見つかり、どのように取り組んで解決していくか考えながら日々励みました。

9~10月は、伊勢赤十字病院 産婦人科で研修させて頂いています。電子カルテなど、施設毎の相違に適応しつつ、産婦人科という特殊性を理解しながら、様々なことを学ばせて頂いています。

11月からは一旦三重県を離れます。研修の内容だけでなく生活の場が変わることから、戦々恐々としていますが、励んで参ります。

急激に冷え込む季節となりました。
皆様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

日比

2016年10月14日金曜日

学生実習「医療と社会」の実習でした

今日は(きょうは)志摩病院の鈴木です


三重大学の1年生の「医療と社会」の授業中に、各地域医療機関での実習があります。

2週間前に1回目、今日が2回目の実習です。

通常、志摩病院では1回目に各部署訪問、2回目に志摩の地域医療を考える会の皆さんとの

座談会を行っています。

今日は(おそらく)過去最高の9名の方に来院いただきました。

だんだん来てくださる方が増えており、ありがたいです!


高齢者の訪問診療もされていた小児科の先生のお話や、

三重県立志摩病院が大変盛り上がっていた時期と大変だった時期と現在についてのお話、

病院に小児科、産婦人科が無い時期の住民の皆さんの工夫のお話、

「患者目線で、こんな医師になってほしい」、「仮に打ち解けていても全ては言えないもの」、

「何か言ったら怒られるんじゃないかとか考えてる」

「全部お任せではなく、純粋に仲良くなりたい、人としてのかかわりがあるともっと相談できるのに」

「病気のこと以外でもお話しできるような緩さを持ちながらも、真剣な時にはしっかり言ってほしい」

「地域は交通の便が悪い上に高齢者には使いにくい…親戚、知人に頼むことが多いが、

その人も高齢化でどうしよう…救急車しかない?」

こんな話題が飛び交っていました。


私は外来診察で途中退席しましたが、その後10-20分くらいはお話が続いていたそうです。


可能なら、各地域で身近な話ができるといいですね!



おまけ

2016年10月2日日曜日

地元でも知らないことがまだまだいっぱい

今日はオフのスズキです


パラオに行くことになって情報集めていた時のこと

世界有数のダイビングスポットじゃありませんか!

ダイビングといえば、ドイツのフライブルク大学の留学生のU君が

「せっかく日本に来たから沖縄のきれいな海でダイビングしたい!」

と誘って来たので翌日からの航空券とホテルを予約して急遽行ってしまったのを

思い出しました((((;゚Д゚)))))))


先日、ダイビングのライセンス取得ってどこでできるのか探してみたところ、

市内、それも近く(サミット時の検問所、通称サティ◯ン隣)にあるじゃないですか!

パラオ行きには間に合わなくてもいいので、取っておきたいので、ウェブ教材と講習、

実技など踏まえ、ついに昨日ライセンス取得しました!

減圧症(ベンズ)のことは教科書では習いましたが、より理解が深まりました

小笠原にも高圧酸素療法のタンクがあったなーと思い出されます


何より、志摩に8年余り住んでいましたが、身近なところにも

まだまだ知らないことがあるんだなーと感じたひと時でした!