2016年10月17日月曜日

第3回 志摩地域まるごとケア交流会

金曜日は志摩病院の鈴木です。

日中は1年生の実習で志摩の地域医療を考える会の皆さんとの座談会でしたが、

夜は志摩地域まるごとケア交流会に参加していました。




第2回の時には急な発熱で欠席したこの交流会、今回は体調も万全で臨めました!

今回は総勢100名余りの地域の各職種のみなさんが集まっての会でした。

医療、福祉職だけでなく、警察、消防、行政、自治会、民生委員、児童委員のみなさん、

市議会議員の方も参加してもらえました。




12のグループに分かれて、それぞれのテーマについて話し合いました。

看取り,平穏死、認知症、子育て支援、予防、災害、多職種連携、人材育成など

多岐にわたるテーマが割り振られていましたが、私たちのグループは

「地域の見守り、助け合い、ご近助力を高めよう」というテーマでした。

自己紹介に始まり、まずはテーマについて隣同士で話し合い、

それぞれのペアで話した内容を紹介してもらいながらワイワイ喋っていたら

すぐに1時間余り過ぎ去ってしまいました(議論の雪だるま)。


「この前の夜中の事故の時も近所の人が出てきて手伝ってくれたなぁ」

「隣近所の家族構成は知っていても、その人たちがどうなっているかまでは知らんなぁ」

「引っ越してしまったけれど、同級生とは連絡とるなぁ」

「消防団や青年団の先輩後輩関係はものすごく強い」

「新しい団地でも子どもの同級生を通じて仲良くしているみたい」

実は私以外、他のメンバーは生まれた時からこの近隣地域で育ったメンバー、

地域の底力はこういった地域の地道な活動を通じて受け継がれてきたんだんでしょう。


しかし問題は、人との接触を避ける人のことをどう考えていくか?

既存の縦と横の繋がりをどう維持していくか?

さらに、せっかくの友人の助けがあるのに、介護サービスが入ることで

友人が遠慮して来にくくなるケースもあるという意見も聞けました。


地域資源の多次元ネットワークづくりが地域包括ケアのカギであれば、

ここのご近助力をどう温めていくかこそ大事になんだろうと感じられた交流会でした!

0 件のコメント:

コメントを投稿