2015年10月31日土曜日

放射線画像診断学研修

こんにちは。1年目の松岡です。

10月は三重大学病院にて放射線画像診断の研修に行ってまいりました。
津はまだまだ交通が便利で、すぐに名古屋に出れます。
一ヶ月間片道30分の道のりを歩いていました。個人的には川や海、山が見える環境が大好きで、散歩がてら通勤していました。川には鳥がたくさんいてよかったです。

研修では自分で画像の所見をつけて、わからない時には先生に質問して、4時くらいから、上の先生と一緒にまとめて、所見を付け直すという形のものでした。
疾患としては腫瘍系やオペ前後の評価が多いです。

学生時代は自分で所見つけるのがなんか恐れ多くて、「勉強になる症例集を学ぶコース」にして、上の先生の文字を追っているだけでした。
今回はリアルタイムに自分でまずつける!っていうプレッシャーありながらも、フィードバックある環境で学べました。まず、自分で考えて、あとで「上の先生がどのように考えるか」もしくは「どうして自分は見逃してしまったか」を冷静に比較して、自分と上の先生との距離を縮めるのが一番良いと思います。

あと、放射線診断の先生方が、どのような所見に対して、どれくらいの閾値で「所見として捉えて」、記載するのか、この辺の認知のあり方も学べました。今まで少し誤解してました。
つまり、
・放射線診断のレポートでない=病気がない
と思いがちですが、
・実際はレポートに書くほどの所見がない
が正しいのです。(当然だろ?って笑)
なので、ぶっちゃけ画像が悪くてよくわからなければレポートには反映されないし、造影条件が悪ければ検査の精度がかなり落ちます。(この辺も感度特異度問題ですね。「クリニカル・リーズニング・ラーニング」に同様の症例ありましたね)
その辺は本当に精査したければ、直接検査方法聞きに行くのが一番ですね。

以上今回の研修で学んだメタ的分析でした。
おわり

まつおか

2015年10月18日日曜日

JADECOM 合同リトリート in 磐梯

こんにちは。1年目の松岡です。
この土日はJADECOM合同リトリートということで、磐梯町医療センターに行ってきました。福島県です。
片道6時間くらいだったでしょうか…

ここで何をしたのか、というと、「地域医療」で必要なACCCCという概念の紹介と練習でした。
個人的にはJADECOMに入って欲しかったのはこう言う知識です。
ACCCCとは…
A; access to care
C; continuity of care
C; comprehensive care
C; coordination of care
C; contextual care
の頭文字でいずれも患者さんが医療・介護サービスを適切に利用出来る環境にいるかのアセスメントとしての軸となるからです。(医学でいう解剖とか生理学みたいなもんですね)

話を聞いていて、この概念は今の高齢者だけの問題ではなく、産婦人科領域でもとても大事な概念だと思います。まぁ、根本は一緒ですからね。
将来産婦人科志望の僕としてはとてもいい概念をゲットしました。

JADECOMはもちろん日本の地域医療ですが、世界にはもっと医療弱者がいて、そういう人たちをなんとかするのにもこの概念は有用なんでしょうね。国境なき医師団頑張りましょう!

さて、その会合で病院紹介というのがあったのですが、
他の病院の人とかは、教育体制が、、とか勉強会が、、とか言うのですが、
当院の場合、どちらもありません!!笑
しかし、自分の患者さんに集中して勉強できるだけの時間とわからないことを聞ける上の先生がいます。なにをおいても、自分の担当患者さんが一番大事ですからね。
また、エコーの勉強したければ、エコー室に行けば教えてくれるし、看護師さんには看護の仕方を簡単に教えてもらえるし、などなど各領域の基本的なところだけでも知れるというのはメリットだと思います。そのためには暇な時間も必要ですね笑

教育体制は確かに大事かもしれませんが、こちらが「教育される体勢」になっては元も子もないですね。

P.S.
移動中に僕の前のご婦人が階段から転倒されてしまいました。
PTLSを実践し、救急隊到着を待ちました。
大事がないことをお祈りします。

まつおか

2015年10月11日日曜日

PTLS講習会

こんにちは。1年目研修医の松岡です。
昨日(10/10)に自治医大さいたま医療センターで開催されたPTLS講習会を受講してきました。PTLSとはprimary-care trauma life supportの略で外傷患者さんのfirst touchの部分から評価し、専門医に紹介するまでの架け橋となるために重要なトレーニングです。
主にショックを認識し、ABCの安定化に必要な知識と技術を教えていただきました。

受講生22名に対して、スタッフの方も20名程度というかなり手厚い教育環境でした。
昨日は初めて聖マリアンナ医科大学の箕輪先生とお会いすることができました。


先月までの練馬光が丘病院での救急でも、聖マリアンナの先生が多数いらっしゃっていたので、復習かつ知識の整理がしっかりできて、よかったです。

詳細はこちら
http://ptls.jp/index.html

にしても、数十年したら今学んでいる医学がさらに発展していくのだろうと思います。自分の専門の分野だけでなく、このような講習を通して幅広く視野を広げておいた方がいいなと実感しました。

まつおか

2015年10月5日月曜日

救急科研修終了

こんにちは。1年目研修医の松岡です。
7,8,9月と練馬光が丘病院で救急科研修をしてきました!
救急医の先生の元で研修できたことは、大変勉強になりました。
この三か月で救急でも活躍できるようになればよいなと思っています。

そういえば、私事ですが、最近誕生日でして、練馬の救急科の看護師さんから下のような写真を頂きました。本当に恵まれた環境でした。


今月は一か月間放射線科にて画像を読みまくります。
できるだけたくさん読んで、先生方からのフィードバックをたくさん頂こうと思います。

まつおか